周辺の草花

学館南側は市の桜堤遊歩道に接しています。
学館北側30メートルには国指定史跡の玉川上水、国名勝の小金井桜があります。
徒歩圏内には、都立小金井公園、東京たてもの博物館、武蔵野陣屋跡などがあります。

   


ここでは、万葉集に関わる周辺の草花を紹介します。
万葉集は4500首以上の短歌長歌からなり、その中で草木が150種程度(諸説あり)詠まれています。
学館周辺には多数の草木が生えていて、その中には万葉集で詠まれたものが多くあります。

草木の色形や動くリズムは万葉当時と変わらないので、草木と歌を見比べて当時の人の感性を五感で体験して受け継ぎましょう。

一覧(撮影月日順)

 蕗フキ
万葉集で春菜として詠まれる
   スミレ    油菜(なのはな)
万葉集のくくたちはアブラナ科の総称 
 狗尾草(猫じゃらし)
万葉集のの原種
 立葵
万葉集のあふひ説あり
夕顔
万葉集でかほ花
 藪蘭
万葉集のやますげ説あり
榊 
 かえで
万葉集のかへるで
 萱草
万葉集の忘れ草
 欅
万葉集の つき
母子草(御形)
万葉集の和草(にこぐさ)説あり 
 檜扇
万葉集のぬばたまは本種の実
 蛇の髭
(万葉集の山菅説あり)
   五月
万葉集の石上乍自いわつつじ
定家葛
万葉集のいわつな 
蓬 ヨモギ
万葉集の余母疑 
 露草
万葉集の月草
 山吹  紫陽花
万葉集の安治佐為
屁糞葛
万葉集で糞葛
 犬稗イヌビエ
万葉集のの原種
 犬蓼 あかまんま
万葉集の説あり
 鉄葎 カナムグラ
万葉集で牟具良
 カラムシ
万葉集の蒸し説あり
野菊
万葉集の百代草説あり 
 白膠木 ヌルデ
万葉集の可頭乃木 かづのき
羊歯 シダ
万葉集の志太草 
薄 ススキ
万葉集の尾花 
 山  
 榎
万葉集で え
 椨 タブノキ
万葉集でつまま
  真弓 マユミ  
 のいちご類
万葉集で壱師 いちし説あり
椚 クヌギ
万葉集で つるばみ 
 檜
万葉集で ひ
 真竹  
 番外:埼玉
岩煙草 イワタバコ
万葉集のやまぢさ
 山野芋
万葉集で冬薯ところ

万葉集で茎韮クク「ミ」ラ 
 樫 カシ
万葉集で可新 かし
 芙蓉
万葉集の朱華(はねず)色と関連説あり
 
万葉集で最多記載(141首~142首)
 彼岸花
万葉集の壱師いちし説あり
虎杖 イラクサ
万葉集の壱師いちし説あり 
木瓜 ぼけ
万葉集の馬酔木(あしび)説あり 
力芝
万葉集の芝草は力芝を含む説あり 
 釣鐘人参
万葉集の三枝(さきくさ)説あり
番外
吾亦紅 われもこう
万葉集無し 源氏物語記載に有り 
     

草花の和歌つき説明はこちら
スライドショーPDFファイル(令和2年度桜堤コミセン文化祭実行委員会に提供(同文化祭で展示中))
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